こんにちはNobyです
140試合以上あるプロ野球をほぼ毎日チェックしている私ですが・・
今回は野球の超基本的で最低限知っておくべきルールを厳選して解説していきます
いきなりぶっちゃけますが・・・
野球のルールを知っていなくても、観戦自体の楽しみ方は人それぞれなので、楽しもうと思えば楽しめます!
しかし私が思うに、ルールを知っていると知っていないとでは、観戦時に注目するポイントが全然違ってき、野球を面白く感じるドアをこじ開けることができるのです!
とは言っても、文字ばかりだと分かりにくいので
図多めで解説していきますね!
1. 試合の流れ
野球はカンタンに言ってしまえば点取りゲームです
以下の流れに従って試合が進んでいき、最終的により多くの点を取っているチームの勝ちとなります
- 攻撃側と守備側に分かれて試合を行う
- 守備側が3つのアウトを取れば攻守交代
- 攻撃側は3つのアウトを取られる前に点を取りに行く
- 攻撃と守備を各チーム9回繰り返す
- 9回終了時点でより点を多く取っているチームの勝ち
1-1. 守備側のポジション
図のように、守備側は合計9人の選手がグラウンドに立ち、相手の攻撃を防ぎます
この9つのポジションはどこでも交代可能ですが、交代のために一度ベンチに戻った選手は、その試合中は再登場することはできません
選手交代の部分はバスケやバレー、ラグビーとは違うんだね
1-2. 攻撃側の人数
9人の選手が1番〜9番まで順番に並べられています
この並びのことを打順と呼び、1番から順番に打席に立ち、試合が進行していきます
また、1番〜9番バッターまでそれぞれ適正というものがあります
例えば、1番バッターは試合の中で最も打席が回ってくる回数が多いため(打つチャンスが多いため)、ヒットを打つ能力が高い選手や、出塁の可能性の高い足の速い選手を配置する傾向が高いです
1-2-1. DHバッター
プロ野球にはセ・リーグおよびパ・リーグという2つのリーグに分かれてシーズンを戦い抜きますが、それぞれのリーグにおいて一部ルールの違いがあります
DHバッターがいるかいないかという点です
DHバッターってなに?
学生のアマチュア野球などでは基本的に図のようにピッチャーも打席に立つようになっています
つまり、9人の選手が守備と攻撃の両方の場面で登場するというルールをDHなしと言います
一方、ピッチャーは打席には立たず(攻撃側には回らず)、代わりに攻撃時のみ出場してくる選手を認めたルールがあります
このルールのことをDHありと言い、攻撃のみ参加する選手のことをDHバッター(指名打者)と呼びます
守備は期待されていないけれども、バッティング能力が凄い選手がDHバッターに配置されることが多いのです
セ・リーグではDH制なし
パ・リーグではDH制あり
というルールになっていますので、観戦に行く試合によって変わることに注意しましょう
2. アウトの取り方
基本的に以下の3通りのアウトの取り方があります
- 三振
- ゴロアウト
- フライアウト
3つのアウトを取ることができれば攻守交代になります
点を取られる前に3つのアウトをいかに取るかという部分に各プレーヤーの能力や戦術が現れ、これがプロ野球観戦の面白さのひとつなのです!
ではそれぞれ具体的にどういうことなのか見ていきましょう
2-1. 三振
ピッチャーがバッターに対して3つのストライクを取ることを三振と呼び、その時点で1アウト成立となります
ストライクってなんのこと・・?
「ストライク」とその反対の言葉「ボール」についてここで併せて知っておきましょう
- ストライク
バッターが比較的打ちやすいゾーンに投げられた球のこと
またはバッターがゾーンに関係なく空振りしてしまうこと - ボール
ストライクゾーンから外れたゾーンに投げられた球
かつバッターがバットを振らずに見逃した球のこと
1人のバッターに対して2ストライク3ボールまでカウントの猶予が与えられており
3つ目のストライクを取った/取られた時点で三振となります
少し余談ですが・・・
昨今世間を賑わしている千葉ロッテマリーンズの 佐々木朗希 選手が凄いと注目を浴びているのは、この三振を奪う能力が非常に高いからなのです
2-2. ゴロアウト
ストライクボールに関係なく、バッターは球を打ったら1塁へ走り出します
この球がグラウンドに1回でもバウンドすれば、守備側は打たれた球をキャッチし1塁へ投げようとします
このバッターが走るより早く守備側が1塁に球を送ることができれば1アウト成立です
これをゴロアウトと呼びます
2-3. フライアウト
バッターが打った球をノーバウンドでキャッチすることができれば、その時点で1アウト成立です
これをフライアウトと呼びます
ゴロアウトの場合は守備側が球を送球しなければいけませんが、フライアウトの場合はキャッチした時点でアウトが成立します
3. 点の取り方
攻撃側の人が一塁→ニ塁→三塁→本塁と順番に塁を踏むことができれば得点となります
しかしバッターが一気に本塁まで駆け回ってくることは非常に難しいです
なので攻撃側はコツコツと各塁に人(以後「ランナー」とします)をためて、いかにして3アウトを取られるまでの間にランナーを本塁に返すかというところに試行錯誤を巡らせるのです
このようにどうやってランナーを本塁に返すかというところに各チームの戦術が現れ、試合中の見どころのひとつとなります
ではどのようにすれば攻撃側はランナーをためられるのでしょうか?
- ヒット
- フォアボール
- 相手ミス(デッドボール・エラーなど)
それはバッターが上記のいずれかを発生させることができれば、そのバッターがいずれかの塁に生き残ることができます
そしてランナーとなって次のバッターに得点チャンスのバトンを渡せるのです!
めっちゃ専門用語出てきて分からん・・
それではそれぞれについて解説していきましょう!
3-1. ヒット
バッターは球を打ったら1塁へ走り出します
一方、守備側は打たれた球をキャッチし1塁へ投げようとします
ここで1塁へ球が到達するよりも早くバッターが1塁を踏むことができればヒットとなります
そしてそのバッターがランナーとして1塁にとどまり、次のバッターにバトンを渡すこととなります
少し余談ですが・・・
あのイチロー選手がレジェンドと呼ばれていた理由は、世界中の猛者が集まるレベルの高いメジャーリーグでも、このヒットを打つ能力が非常に高かったからなのです
3-2. フォアボール(四球)
2-1. 三振 で説明したストライクとボールの話を思い返してください
ストライクボールの図
ピッチャーが投げる球のコントロールが良くなく、1人のバッターに対して4球のボールを投げてしまうと、バッターは打つことなく1塁へ進むことができます
これをフォアボール(四球)と呼び、ピッチャーからすると自滅、バッターからするとラッキーな状況になるのです
3-3. 相手(守備側)ミス
■エラー
明らかに守備側がアウトを取れるような球を後ろにそらしてしまったり
送球ミスを犯してしまうことをエラーと呼びます
このおかげでアウトになりそうだった場面でも塁に生き残ることができ超ラッキーですが
守備側からすると味方やファンのヘイトを溜めてしまうような痛恨のプレーになってしまうのです
■デッドボール(死球)
ピッチャーが投げた球が直接バッターの体に当たってしまうことをデッドボール(死球)
このおかげでバッターは1塁に進むことができます
基本的にピッチャーの投げミスが原因で、当りどころが悪ければ怪我につながります
4. フェアとファールについて
これまでで基本的なルールの8割ほどを説明してきました
しかし打った球が飛ぶゾーンによってプレーが続行されるかやり直しになるか変わりますので
最後にそのお話だけさせていただきます
- フェアゾーンに球が飛んだ場合
「フェア」と判定され、そのままプレーは続行 - ファールゾーンに球が飛んだ場合
「ファール」と判定され、プレーは中断し打ち直し
5. まとめ
これまでのように攻守が明確に分かれていることで、各選手にスポットライトが当たり、見ている側が注目しやすい球技はなかなかありませんよね
またチャンスの場面・ピンチの場面が明確なことも野球の面白さ・見どころのひとつではないでしょうか
1アウトを取るために・塁に出るために各チームが選手の能力や状況を判断して作戦を繰り広げてきます
ここにも野球の奥深い面白さが詰まっています
初めはカンタンなルールを知るだけで、脳死で見るより試合の流れを理解できて面白さ爆上がりと思いますが、
もっと知っていくことでこの奥深さが体感できるようになります!
ぜひ野球観戦やゲームを通して理解を深め、一緒にハマっちゃいましょう!
ほなまた〜
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